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野武士集団と呼ばれた西鉄ライオンズ(プロ野球)
2012/02/23

三原脩監督

 西鉄ライオンズ(1951年〜1972年)は40年前、福岡市に存在した球団です。 現在の西武ライオンズの前身になります。すでにない球団なのですが、その強烈な印象は鮮明に記憶されています。

 魔術師と呼ばれた三原脩監督(画像)の時が黄金時代といえるでしょう。特に日本シリーズで巨人を相手に3連覇した、1956年(昭和31年)〜1958年(同33年)は名勝負として歴史に刻まれています。

 その球団カラーは豪快でバイタリティーにあふれ、野武士集団と呼ばれました。青バットで有名な「大下弘」が大活躍した時のことです。

 二日酔いだった大下は「ボールが3こ見えたが、バットを振ってどれか1つにあてればよいと思った」といいました。これは誇張があると思いますが、そのような雰囲気はあったのです。

 有名な1958年の日本シリーズでは巨人を相手に、3連敗の後4連勝の大逆転で同シリーズを制しました。これは西鉄だからこそ成し遂げた快挙だったと思います。このシリーズで4勝した稲尾投手は、「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれたのです。ちなみにアメリカのワールドシリーズで、3連敗後の4連勝は今までありません。

 西鉄は、単なる仲良し集団ではありませんでした。仲間の失敗にもきびしく、主力選手が活躍しても高い給料をもらっているのでいるのであたりまえという雰囲気でした。

 三原監督の「アマチェアは和して勝つ、プロは勝って和す」というのは至言といえるでしょう。最近はこういうチームは少なくなりました。

 あえていえば、全盛期の西武ライオンズに果敢に挑んだ、「仰木彬」率いる近鉄バッファローズです。仰木監督も西鉄ライオンズの元メンバーであり、そのDNAが受け継がれているとうれしく思ったものです。西鉄ライオンズのようなチームが現れれば、プロ野球界も活性化するのではないでしょうか?
H.Y